PentiumM

今使っているマシンはCeleronの1.1GHzのマシンで若干電圧を下げ、あまり熱が出ない状態にしている。
性能的には音周りをさわらない限り不満を感じてはいないのだが何となくリプレイスを考え始めた今日この頃。
諸事情あって、3.0GHzなPentium4マシンが手元にあるのだが、これはベンチマークを取得して嫁に出すことにした。
なにしろ熱い。うるさい。今のマシンがほとんど音を出さないで動かせているのでさすがに閉口したのである。
気になってTDPを調べてみると82W。今使っているCPUはTDPが30Wで、実際には電圧を二割弱下げているので
三割程度消費電力的には低減され、消費しても20W強で動作していると考えられる。
その現状から比較するとCPUだけで今の四倍近く電力を消費する計算。速度的にはともかくCPUから出てくる熱。
常に背面ファンから熱風が吹き出している状況が自分的に耐えられるモノではなかった。
そこに浮かんできたのが今回のタイトルにも出しているPentiumM。*1これまでは高くて手を出す気になれなかったのだが
先日intelのCPU価格改定が行われ、CPUの価格をチェックしたら思った以上に安くなっている感触。
そこで、TDPという視点からPentiumMを調べてみた。

Pentium M(Dothan)*2

通常電圧版

M/Nfreq.FSBfreq.TDPVccHFMIcc@HFMVccLFMIcc@LFM
7802.26GHz533MHz27(W)1.404260.98812.2
7702.13GHz533MHz27(W)1.372260.98812.2
7602.0GHz533MHz27(W)1.356260.98812.2
7501.8GHz533MHz27(W)1.356260.98812.2
7401.7GHz533MHz27(W)1.356260.98812.2
7301.6GHz533MHz27(W)1.356260.98812.2
M/Nfreq.FSBfreq.TDPVccHFMIcc@HFMVccLFMIcc@LFM
7652.1GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1
7552.0GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1
7451.8GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1
7351.7GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1
7251.6GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1
7151.5GHz400MHz21(W)1.34021.00.9888.1


低電圧版

M/Nfreq.FSBfreq.TDPVccHFMIcc@HFMVccLFMIcc@LFM
7781.6GHz400MHz10(W)1.11612.00.9888.1
7581.5GHz400MHz10(W)1.11612.00.9888.1
7381.4GHz400MHz10(W)1.11612.00.9888.1


超低電圧版

M/Nfreq.FSBfreq.TDPVccHFMIcc@HFMVccLFMIcc@LFM
753 1.2GHz400MHz5.5(W)0.9567.50.8124.0
733J1.1GHz400MHz5.5(W)0.9567.50.8124.0
733 1.1GHz400MHz5.5(W)0.9407.00.8124.0
723 1.0GHz400MHz5.5(W)0.9407.00.8124.0

眺めていると静かなデスクトップ用としてもなかなかにいいかんじである。
スペックシートを眺めていて気づいた点として、同じFSBならばコアの動作クロックに依らず同じTDP
設定されている、ということがある。この数値、それなりの余裕は持って作成していることを伺わせる。
一番ほしいのは低電圧版の石なのだがこれは売っているのをみたことがないので、それを通常電圧版から
いま、このエントリと値段から一つ選ぶとすれば760または755あたりだろうか。この760/755は2005.08末
時点で\35K円付近で推移している。その上のランクになると突然五万のラインが見えてくる。
個人的にはCPUに五万はかけられないというのがこのあたりのCPUに落ち着く一番大きな理由か。
これにAOpenのi915GMm-HFS*3あたりを組み合わせてみたらおもしろそう。