LIBRIe EBR-1000EP

Sonyから発売されたLIBRIe*1を見てきた。
立ち寄ったヨドバシカメラではPDAと同じところに並んでいた。
店頭に置かれていたのは当初、画面などからモックアップだと
思っていたのだが手に取ってキーに触ってみると表示内容が
変わる。それをみて初めて本物だと認識した。
コントラストは印刷物と大差なく、表示品質は非常に高い。
動作速度は電池の消耗を考えれば仕方のないことなのにも
見えるがかなりもっさりしている。
文庫を読む感覚で考えれば頁をめくる感覚程度だが、内蔵
されている辞書を引くときなど、瞬間的に情報がほしい時、
ストレスを感じることがありそう。

LIBRIeで閲覧可能な情報はBBeB形式なる独自形式。
そのコンテンツは期限付き。詳細はTimebook Townにて。
ダウンロードした書籍を閲覧可能なのは事前に情報を登録
した端末のみ。縛りてんこ盛り、オク対策もばっちり。

とはいえそのレンタル風にして安く設定するのと、購入後
は無期限で参照できるけれどあまり価格的に安くないのと、
どちらがよいかと問われると迷うところではある。
正直コンテンツの充実とか、価格設定とかはほとんど興味
なし。必要なタイミングで値段を調べ、紙の媒体と天秤に
かけるのがスマートな感じだ。ゲームはコンテンツが命だ
がこっちはコンテンツに期待していないという現れかも。

個人的に、電子ブックに望んでいるのは自分で作成した
PDFデータなどを好きなときにコンテンツとして取り込み、
参照するビューワ的な役割。

贅沢なのかも知れないが、これだけすばらしい表示能力を
持っているのにその画面で閲覧できるのが、メーカからの
お仕着せコンテンツだけ、というのは寂しい。
ΣBookがPDFを読み込めたと記憶しているのだがこちらは
液晶がいまいち。
松下の次モデルに期待するしかないのかな。